お茶会

今日お茶会の手伝いをしに行った。






私は幼稚園からお茶を習っていた。
そのお茶の先生から園児のお茶会があるので手伝って欲しいとおばあちゃんから聞いて暇だしOKした。












12時30分からお茶会が始まるので12時に先生のお家へ行ってそれから一緒に幼稚園へ行った。


子供たちは年長さんでたった9人しかいなかった。
私達の時はまだ倍はいたと思う。
少子化だなあ・・・なんてしみじみなってた。


子供たちはお茶を一所懸命たてていた。かわいかった。お茶菓子を落としたりして向かいに座っているお母さんから小さい声で「こらっ!!!」って言われてたりした。





私は子供と接するのは苦手なので裏方に回ったが、子供たちを見ていると、私にもこんな時期があったのかなと、懐かしく思った。



2回目のお茶だしで子供にお茶を出したら子供の一人が「え〜、またおちゃのむの〜?」って子供らしい発言があったりしてかわいらしかった。










お茶会も終わり、記念写真を撮ろうとしたときに1人の保護者が来た。
その男の人(多分お父さん)は中に入ろうとせずに私達のいる部屋から覗いていたので中に入るように勧めたのだが断って奥からそっと見ていた。





その人はお茶碗を拭いていた私にいきなり「その時計いいね。何処で買った?」って聞いてきた。
みんなから中に入れっていわれて、記念写真をもうすぐ撮るって時なのになに言ってんだよ、はやく行ってやれよ。って思ったけど、うれしかったので「あ、ありがとうございますゥ。(自分で買ったくせに)何処の店かは分からないですエヘヘ。」なかんじで返事をした。


でも、そのたぶんパパであろう人が遠くから子供を見ているその姿を見ると、なんだか自分の心がほんわかな気持ちになった。
お茶の先生や幼稚園の先生が「あらせっかくなんだから入ってくださいよぉ〜、お子さんが喜びますよ。」って言ってたんだけど、なにを言おうがお父さんは中に入ろうとはしなかった。


その人意外全員女の人だったから入りにくかったのかもしれない。
でもお茶の先生はきかなかった。「何で入らないの、せっかく子供が居るって言うのに。」
その人が子供が居るのに中に入らないことの意味が理解できないらしい。
その先生達と保護者のやり取りは、おばちゃん同士の席の譲り合いみたいな感じで、その中には入りたくなかったので私はお茶碗を拭いていた。




もーいいじゃん。この人は遠くから見たいって言ってんだから。






結局そのお父さんは写真に参加せず、そして私はちゃっかり写った。





一番印象的だったのは、記念撮影が終わったとたん、子供が真っ先にそのおとうさんに抱きついたとき。お父さんもギュッて抱きしめてた。
周りの園児たちはその子に、「○○くんあかちゃんみた〜い!!!」って言ってたけど、2人はずっと抱きしめあったままだった。
お父さんの愛を肌で感じた日だった。