釜山レポ①  おばちゃん

かめりあの中にあったパンフレット

15日から17日まで、2泊3日の釜山ツアーへ行った。
船中で1泊、ホテルで1泊で、釜山に着いてからは帰るまで自由時間っていうやつで、全部で8800円の安いツアーだった。


福岡から《かめりあ》っていう船で行った。
大体6時間くらい。
2等客室は今まで乗った船の中で一番きれいだった。部屋ごとに仕切られていたし。



437の部屋に入ると、おばちゃん3人がいた。
暑いのとおばちゃんの香水のバラの香りとが混ざり合ってなんとも言えない気持ち悪さがきた。
すぐにロビーに非難し、しばらく友達と話をしていた。


部屋に戻るとおばちゃん達が話しかけてきて、私たちが韓国が初めてだというと、旅行者の心得みたいなもんをしゃべり始めた。
3人居たんだけど、そのうちの1人が特にすごキャラで、彼女たちの話を聞いているとだんだん面白くなってきた。


おばちゃん達はよく旅行をするみたいで、ヨーロッパなんか何回行ったか分からないくらい行っているようだった。(話の内容から)
その中の1人のおばちゃんが旅行中にひざを複雑骨折して、すごキャラおばちゃんが、滞在中、帰国後まで看病したって面白思い出話を話していた。






すごO:「この人ねえ、ひざを骨折してね!!ばんらばんらだったの!!!骨が!!!でも正座はできないだろうってお医者さんも言ってたのにこのざまよ、奇跡だ!!って言ってたのよぉ〜。」
私達:「へえ〜、すごいですねえ〜。(すでに押され気味)」
すごO:「高い金払ってツアーに参加したのにこの人の看病するはめになってさあ、毎日薬飲ませて大変だったわよぉ!!」
すごO:「もうさあ、私ははーらが立って腹が立ってこの人の頭をたたいたわよほんと!!」
私達:「ははっ。」
すごO:「もう日本に帰ってそのまま病院にぶち込んでやったわよぉ!!」
私達:「・・・あ、何で骨折したんですか?派手にこけたんですか?」
すごO&複雑骨折O:「いーーーーーえーーーーー!!!!!!(いいえ。)」
私達:「(意気のぴったりさに(笑))」
複雑骨折:「この人(すごO)が、ちょっとした段差をぴょーんってまたいだから私も真似したのよ、そしたらそのままこけちゃったの(照)」
すごO:「ほんっと普通に渡ればいいものをぴょーんって飛ぼうとしてこう、ね、(←実際に立って再現しだした)そしたらそのまま・・あはーーーーっ!!!(思い出したようで、爆笑)」
私達:「・・・。」







ってな感じ。





おばちゃんって話が面白いし、パワーがみなぎっている。
彼女らいわく、戦中戦後生まれは強い。



私もおばあちゃんに育てられてきているからその言葉に同感。




もうひとつの話は、すごおばちゃんがヨーロッパのどこかの国でタクシーのオヤジにぶち切れたっていうのがあった。


目的地になかなか着かず、料金だけが上がっていき、すごおばちゃんはついに切れて、日本語で叫び散らしたという。
誰かに道聞いて来いって言って、ほんとにオヤジは車を降りてそこら辺の道を歩いていた人のところに行ったという。


すごO:「あいつら、日本人と思って馬鹿にしてたのよ、迷った分の料金なんか誰が払ってやるもんですかって怒鳴ったわよ!!」


すごいなと思った。
でも、車から降りて道を聞くくらいだからほんとに道が分からないかおばちゃんのヒステリーに対し助けを求めたのか、どっちにしろ別に日本人を馬鹿にはしてないんじゃないかなと思った。


そんなこんなでおばちゃんとの船旅はこれでおしまい。
ここでお別れと思うとちょっとさびしかった。おばちゃん、気をつけて楽しんできてね〜(^^)