さば寿司をくれたおばあちゃん

ババパパ


心理学の学校帰りに、1人のおばあちゃんに会った。





そのおばあちゃんはJRの私の席の隣に座った。


















私が、お腹が空いていたのでチョコを食べようと袋を開けようとしていたら











「手、拭くね?」









と言ってウエットテッシュをくれた。











私はテッシュをもらってチョコを食べようとしたんだけど、開けたら暑さでチョコがドロドロになってしまって、そのまま引っ込めて箱の中に閉まった。













「私も今からご飯食べるの。病院行ってきて何も食べてないのよね。」









おばあちゃんはそう言って、さば寿司を出した。


















おいしそうだなあ・・・(´ρ`)








そう思っていると、












「あなたも食べなさい。」




おばあちゃんは友達に言うように自然に言った。






喜んで食べた。(笑)






















おばあちゃんはとてもおしゃれで、杖も茶色じゃなくて、ピンクのプリント柄だった。眼鏡もおしゃれだったので言うと、「30万したのよこれ。」と言った。


おしゃれだけど教養がある、そんな印象のおばあちゃんでした。






























それからおばあちゃんが下車するまで、ずっとそのおばあちゃんと話をした。


亡くなったおじいちゃんの話、孫の話、住んでいる所の話、(バカ)小泉首相の話、などなど、いろんな話をした。




















帰りに、おばあちゃんが






「あなたと話してたからあっという間だったわ、ありがとう。」




と言ってくれた。










とってもうれしかった。





そんなふうに自分の気持ちをすっと私に表現してくれると、私も素直に気持ちが出てくる。






















「私も楽しかったです、さば寿司美味しかったです、帰り気をつけて帰ってくださいね。」







また会えたらいいなあ+。:.゚(*´`)゚.:。+゚ ♬
















蒸し暑い夕暮れ時に、気持ちがほんわかしたひと時でした。